妊娠中のおなかのハリには注意が必要!

妊娠中は様々な体のトラブルが発生します。中でも妊娠初期から後期まで継続して注視が必要なのがおなかのハリです。おなかのハリは主に子宮が伸縮を繰り返すことで起こります。子宮は一般的に、出産時は通常時の20倍の重さになります。容積に至っては2500倍にもなると言われています。胎児の成長に合わせて子宮も収縮しながら急スピードで大きくなっているため、おなかが張ったり痛くなったりするのは、ある意味自然なことです。

 

おなかのハリにはどんな種類があるの?

おなかのハリには個人差があるため一概には言えませんが、妊娠初期のハリは生理痛のようなチクチクした痛みを伴うことが多いです。中期は一旦収まることが多く、後期になるとまた気になり始めます。後期のハリはおなかが硬くなり、時にはカチカチになることもありますが、時間が経つと自然に収まることが多いです。注意が必要なのは、リラックスを心がけてもおなかのハリが30分以上続くときです。こういった場合は切迫流産や切迫早産の可能性があるため、産婦人科での診断をおすすめします。
またおなかのハリと症状が似ているため間違えやすいのが便秘です。妊娠中は、子宮が大きくなることで胃や腸などが圧迫されたり、血液量が増加するなど、体が大きく変化するため、便秘になりやすい時期でもあります。日ごろからバランスの良い食事を心がけ、お通じをよくすることで便秘にならない体を作ることが理想です。

 

危険なハリになった場合は

おなかのハリを感じたときは、横になったり、温かい飲み物を飲んでリラックスしたり、場合によってはウォーキングすることで、収まることが多いです。ただし急激な痛みや、大量の出血などを伴う場合は、即座に担当医に診察してもらいましょう。
問題は少量の出血を伴うハリや、いつもと違う気がする、といったちょっとした違和感を持った場合です。特に初産婦の人は、自然なハリか危険なハリか判断に困ることもあるかと思います。そういうときは、プロである助産師さんや産婦人科の先生の意見を聞くのが一番です。妊娠は個人差があるので自己判断せず、電話などで病院に問い合わせし最適な処置を行えるよう心がけてください。